電動ライン引きメンテナンス

今日は芝生にラインを引くための電動ライン引きのメンテナンスをしてきました。

 

使用毎にペイントが固まらないように水で掃除して使用して頂いてますが、まめに分解してパーツを綺麗に掃除することでペイントの安定した噴射ができ、綺麗な線が引けます。

 

今回は、お客様から「最近噴射がつまった感じで綺麗な線が引けない。一度来て状況を見てメンテナンスをして欲しい」というご依頼にお応えして、静岡からスペシャリストを招いてメンテナンスをしてきました。

 

達人は淡々と正常に噴霧しない理由と思われる原因を一つ一つ検証。

そこで原因として上がってきたのが以下の3点でした。

 

1.バッテリーの劣化

バッテリーには寿命が有り、テスターで通電状況を計測したところ正常値を下回る数値までしかない事が判明しました。

→バッテリーの交換

2.先端チップのつまり&一本噴射

ペイントが噴射する噴射口をチェック。

すると、先端のチップの穴が正常な状態より大きくなっていることを発見。

ユーザー様がつまりを直そうと先端のとがった何かでチップの穴を突っついたために穴が大きくなってしまい噴霧ではなく一本噴射の症状がでたようです。

→先端チップを新しい部品に交換

3.液漏れ症状

スイッチを入れるとペイントがタンクから先端に運ばれて先端チップから圧力により噴霧してラインが引ける仕組みなのですが、その途中で水漏れしてしまう症状を発見しました。

→ノズルパーツを新品に交換

 

 

上記作業をして水をタンクに入れて噴霧テスト。

見事に正常な噴霧に復活!

 

これで綺麗な線を引くことが出来ます。

 

「餅は餅屋」と言うことわざがありますが、この達人は正に電動ライン引きの達人です。

実は、この日も日産スタジアムで7台の電動ライン引きのメンテナンスを終えてからこの現場に廻ってきてくれたことを聞き驚きました。

 

私もゆっくりとやれば出来る作業ではありますが、この師匠には脱帽です。

ゴール修理なら大概は対応可能なのですが、「やはり餅は餅屋」納得です!