サッカーゴールが壊れる理由
今回はグランドにあるサッカーゴールに注目しサッカーゴールが壊れるメカニズムについてお話させて頂きたいと思います。
多くは壊れてから気が付くというのがあるあるですね。
クロスバーやゴールポストが真っ二つに割れたり曲がったりするケースはおおよそないでしょう。
あるのは以下の事象ではないかと思います。
故障事例ベスト3
第三位 ボルトやネジ類の緩み
第二位 ボルトやネジ類の欠落&紛失
第一位 溶接部分の剥がれ
第二位と第三位はほとんど気が付かない事が多いと思います。
第三位が故障のはじめの一歩であることは言うまでもありません。
ボルトやネジが緩み始め、いつの間にか取れてなくなってしまう。
それが原因で第一位の溶接部分にクラックと言われる亀裂が現れ最終的に溶接が剥がれて故障を認識し慌てて
対応するケースがほとんどだという事です。
ボルトやネジ類が緩む原因
なぜボルトやネジ類の緩みが起こるのでしょう?
原因は振動と衝撃です。
ゴールを移動しようと倒すときにおこる歪みの衝撃。
ゴールを移動して置く時にドン!と置く時におこる振動。
アルミ素材の最大の欠点と言われる柔らかい特性ゆえにが起こってしまう穴が大きくなる現象。
そうです、ゴールを移動する時に故障の原因がおこるのです。
ゴールを運んで移動させる時、左右のゴールポストを前に倒して水平にして運びますね。
「せーの!」の掛け声で同時に倒しているのですが必ずどちらかが先に倒れ始め、反対側が遅れて
倒れています。
そうすると上の図のようにねじれ現象が起き溶接部分に負担が掛かります。
一度や二度ではさほど影響は出ないのですが、毎回練習の始めに移動させて練習が終了したら元に戻す。
これを繰り返してゆくうちにねじれで穴が大きくなり、ボルトやネジ類が緩み、いつの間にか取れてしまい
溶接部分に大きな負担が掛かり続けクラックが現れ溶接部分が外れてしまうというのがゴールが破損してしまうメカニズムと
言われています。
どうすれば良いの?
- 移動頻度が高い使用環境の場合には溶接仕様ではなく鋳物仕様の商品を選ぶと良いでしょう!
- 移動するときには出来る限り左右同時に倒すことを心掛けましょう!
- 移動し終わって立てる時の「ドン!」を避けるために最後まで手を放さずに静かに置きましょう!
- 定期点検を行いボルトやネジ類が緩んでいたら取れてしまう前に補充したり締め直したりしましょう!
サッカーゴールの寿命
サッカーゴールの寿命はその使用状況によっても違いはありますが、「移動の頻度」が
高いケースで3~5年、あまり移動はしないケーズで7~10年と考えて良いと思います。
高額な商品ですので一年でも長く持ってもらいたいものですね。
そのためには早め早めの点検&メンテナンスが寿命を延ばす唯一の対策となります。
定期メンテナス&修理
モワスポーツではご依頼頂ければ年間契約で定期メンテナンスを承ります。
また、既に破損してしまっている物の修理も行います。
ボルトやネジ類が取れている場合、ボルトやネジ類の補充も行います。
さあ!今日の練習の時にグランドに出たらぐるっと一回り点検してみて下さい。
新品で買ったばかりのゴール以外はボルトやネジ類の緩み、欠損が見つかるはずです。
買い替えなければならない状況になる前に・・・。
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