いつも当ブログご覧頂きありがとうございます。
今回はボールの空気が抜けてしまう事例についてのお話です。
最近空気が抜けてしまうボールが幾つか出てしまい、まだ買ってからそんなに経っていないのに不良品ではないか?
というご相談を頂き回収に伺うケースがありました。
外見は全く経年劣化しておらずボールの寿命の疑いはないものの空気を入れると抜けて行ってしまう・・・。
さて、このボールは不良品なのでしょか?
サッカーボールの空気が抜ける理由
【1】商品の特性上による空気漏れ
ラテックスチューブ(天然ゴム)を使用しているボールはソフトである反面、空気の透過性が高い為、空気が抜けやすくなっています。主に芝生で使用しているボールはラテックスチューブを使用しています。
<対処法>空気入れを使って空気を足すことで元に戻ります。
【2】ボールバルブが傷をついた事による空気漏れ
<対処法>ブルブの交換することで元に戻ります。
【3】表皮の傷つきによる漏れ
<対処法>症状にもよりますがパンク修理剤を注入して漏れを止める。(止まらなければ修復は困難となります)
正しい空気の入れ方ポイント
普段ボールに空気を入れる時に空気入れを用意して無造作に針をバルブに差し込んで空気を入れていませんか?
これでボールが破損しないのはラッキーと言っても良いくらいです。
空気を入れる時にトラブルの原因が潜んでいます。
ボールに空気を入れる時には以下の事に注意して入れるとこによりトラブルを防止することができます。
空気入れの針を濡らすこと
専用のオイルを付けるのが理想ですがそうそう用意しないとおもいますので水でも大丈夫です。
空気入れの針はバルブに真っすぐにゆっくりと入れる事
斜めに入ることで針がバルブを傷つけて空気漏れの原因になります。
適正な空気圧にすること
ボールに適正な空気圧が印字されていますので見つけてみて下さい。
結論
このボールは不良ではありません。
購入されてから数か月は何事もなく使用出来ていた後に空気が抜けてしまう現象が起こったという事は
空気を入れる時にユーザー様がバルブに傷をつけてしまった事による破損と言えます。
ボールの空気が抜けてしまうメカニズムを知らずに起きてしまった人為的なトラブルという事になります。
これにより新しいボールを購入するか修理をする事になり余計な出費に繋がってしまいます。
是非、ボールに空気を入れる選手やSTAFFの皆でと共有してトラブルを未然に防いで頂ける参考にして頂けると幸いです。
今回も最後までご覧頂きましてありがとうございました。
モワスポーツがオススメするサッカーボール
ダービースターボール
ダービースターボールはコーチ要らずの魔法のボールと言われています。
ドイツブンデスリーグをはじめヨーロッパのプロリーグで公式試合球に採用されているボールでウィートスポット(芯)が通常のボールに比べて小さく出来ているためにボールの芯を正確に捉えないと飛ばない特徴を持っています。
そのため、このボールをきちんと蹴れるようになると今までと比べ数段クォリティーの高いキックが身につくと言われています。
注意点
日本で使用されている主なサッカーボールはブチルチューブというゴムを使用しているため、使用せず放置をしていてもあまり空気が抜けることがありませんが、今回紹介させていただきました、ダービースターボールは天然ラテックスというゴムを使用しています。
そのため、日本製のボールと異なり、放置しておくと空気が抜ける仕様になっています。
手入れの楽さを求めるのであれば、日本製のボールをお勧めしますが、手入れの大変さを超える魅力がダービースターボールにはあります。
※チームでご購入をお考えの場合は、ご相談ください。
ボールの修理について
モワスポーツではボールの修理(バルブ交換)を承っております。
ご依頼は以下のお問合せをクックしてご連絡下さい。